2011年03月07日

「ガリマール新評伝シリーズ」に注目!

昨日、例によって近所の図書館に行った。早速、新入荷コーナーの飛んでいくと、おぉ、ちょうど今、読みたいなと思っていた内容の本があるではないか!

louisXVI.jpg

祥伝社『ガリマール新評伝シリーズ 世界の傑物3 ルイ16世』(ベルナール・ヴァンサン著・神田順子訳・鹿島茂解説)。

最近読んだ『物語 フランス革命』でも書いてあったが、かつては愚鈍な王の典型と認識されていたルイ16世であるが、世が世なら非常に名君たりえたのではないかと最近とみに再評価が進んでおり、その関連の書籍を読んでみたいと思っていたところだったのだ。内容的にピッタリ!

まぁ本は今読んでいるところなので、書評についてはまたの機会に譲りたいと思う。だが、祥伝社のこの『ガリマール新評伝シリーズ』というのが、ちょっとけったいな感じで、妙に気になるのである。

『ガリマール新評伝シリーズ』とは、祥伝社の創立40周年を記念して企画されたシリーズである。前掲書の巻末に掲載された本シリーズの広告文によれば・・・

「フランスを代表する出版社であるガリマール社のペーパーバックス部門folioが発行する人気評伝シリーズの中から現代日本にアピールする人物を選りすぐり、読みやすい良訳で紹介」とある。

いや、その目的はすごく良くて、なるほど訳文も読みやすい方だと思う。

それよりも私が気になるのは、このシリーズのラインナップなのだ。1巻から順に挙げると・・・

1.ケルアック(イヴ・ビュアン著・井上大輔訳・池澤夏樹解説)
2.ジェームズ・ブラウン(ステファン・ケクラン著・鈴木知子訳・井筒和幸解説)
3.ルイ16世(前掲の通り)

ここまでが既刊で、以下、続刊としては

4.フェリーニ、5.ドゴール、6.カミュ、7.チェーホフと続く。

ね、このラインナップの中で、突出して『ルイ16世』だけが何か”仲間はずれ”な感じがする。ルイ16世がいなければ、別に『20世紀の傑物』でもいいと思うのだが。

それより何より、第1巻がジャック・ケルアックというのが凄い。

いやケルアックに失礼だと思うが(それとケルアック・ファンの方にも)、この手のシリーズでケルアックがトップになるというのは、極めて意外な感じ。

で、続いて2巻がJBか・・・。何か一筋縄ではいかない評伝シリーズ・・・というか、祥伝社さん、何か狙ってる?という感じ。ヘンなシリーズだなぁ、ホントにゲロッパ!。

とはいうものの、解説陣もなかなかな人選で、これも本シリーズから目が離せない一因でもある。

祥伝社って、時々「???」という本もだしているが、これはこれから期待大・・・だと言っておきましょうかね。いろいろ読んでみようっと。
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