2009年04月22日

ビジュアル系?

ついに聴きましたよ、スーザン・ボイル。「聴いた」、というより「見た」ですな。

この「見た」というのがポイントなのだ。「聴く」ではなく「見る」、ね。

「天使の歌声」という評判があったので、それはそれは期待大で「見て」いたのだが、期待が大きすぎたのか、それとも私に審美眼(耳?)が備わっていないためか、まぁフツ〜に上手な歌・・・と思っただけだったが(感動している皆さん、すいません)。
 
それにしても、わざとらしい番組だったなぁ。大げさなジェスチャーで「こりゃぁダメだ〜」と渋い表情で訴える男性審査員(?)、頭の後ろに手を回して「聴く時間ももったいないワ」と、いかにもらしくボディランゲージで語る女性審査員(?)、西洋人特有のフェイスランゲージで失望感を漂わせる観客たち・・・

よくテレビ通販の番組なんかで流れる、笑いや歓声、拍手や驚きのため息といった「BGM」にも似たわざとらしさと、過剰なまでの演出を感じてしまう。

そういう意味では、イヤな番組だなぁ、あれは。いや、「イヤ」というより、安っぽさが鼻につく番組と言うべきだろうな。

それが、ボイルさんの歌が始まった途端、みんなの顔に驚愕が・・・って、全部、脚本があったんとちゃうの? とさえ思えるのだ。

おそらく、ボイルさんの歌に会場中が手のひらを返すシーンを見て、たいていの人が留飲を下げるのだろう・・・。

でもその感覚って、昼ドラか何かで、苛め抜かれたヒロインが最後に成功して、苛めたヤツらを見返してハッピーエンドで終わるといった三文ストーリーに感じるものと、非常に似ている。だから、全部脚本があったんじゃないか、とさえ思うのだ。

「逆転の爽快感」だね。

見ている人にとっては逆境が大きければ大きいほど、「逆転」した時の爽快感も大きいし、留飲の下がる度合も大きくなるはずだ。そしてボイルさんの大成功は、ひとえに視聴者のこの「留飲の下げ様」にあるのではないか、と思うのだ。今回のこの「留飲の下げ様」には、音声ではなく映像が果たした役割が非常に大きいと思う。

まぁ、そういう意味ではひとつの「ビジュアル系」かも知れないね。逆ビジュアル系かもしれないけど(ボイルさん、すいません・・・)
posted by taney at 15:52| Comment(3) | TrackBack(0) | 時事
この記事へのコメント
おとどしのPaul Pottsさんの時は、すなおに感動しましたが、今回はどうしても「2匹目のどじょう」を狙ったように見えてしまう。
審査員の表情も今回は演出くさいし。

http://www.youtube.com/watch?v=DelJrP3P7tA&feature=related
Posted by Odradek at 2009年04月22日 18:08
ビジュアル系?! 凄いカテゴリーに入れましたねー
昔、イメージでクリストファークロスが取ったやり方は
歌声のみで最初姿は見せないやり方でしたが・・・
結局はメディアに流される我々・・・私もボイルさんすいません!

昨日のテレビのアカペラ・コンテスト見ました〜良かったですよー
Posted by でび at 2009年04月22日 18:31
>Odradekさま

そうそう、あの方の方がインパクトはありましたな。
演出臭いのが、プンプンしてますよね。
案外、一過性で終わるかもね。

>でびさま

いつもすんません。

あ、そういえばクリストファー・クロスも
逆ビジュアル系でしたな。

アカペラ・コンテスト、娘が録画してるはずなんで、
また見ておきます。

ご両人さま、では〜。
Posted by taney at 2009年04月23日 09:36
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