2009年01月28日

「ワークシェア」ねぇ・・・

大変な状況である。アっと言う間の急降下という感じ。

そんな中で、最近よく聞くのは「ワークシェア」という言葉。

かの言葉の素晴らしい効用はいろいろ聞くけれど、結局、早い話が「本来、クビ切りする予定の従業員を雇用し続ける代わりに、その人たちの給与を、他の、まだ会社に雇用されている従業員の給与を下げて捻出せよ」ということ・・・だろうね。

「シェア」・・・分け合うこと。

昔聞いた。ウロ覚えだから、本当に誰が言ったか知らないけれど。

「共産主義は富の分配ではなく、貧困の分配」

私は共産主義者ではないけれど、これはよくできた箴言だと思う。

「シェアする」あるいは「分け合う」というということを社会的に普遍化する際に、それはたいがい、プラス面に働くことはないように思う。たいがいが、「我慢」や「忍従」という言葉で心理的に処理してきたのではないだろうか。

そして、その「我慢」や「忍従」する態度を社会的な枠組みの中で、「モラール」として位置付けてきたのではないだろうか。いや、別に「モラール」なんてなくていい、と言っているわけではないが。

本来は、欲の突っ張り合いになる部分を、「モラール」として抑制することで、社会的にも個人的にも抑制しているのではないかと考える。

しかしなぁ、よくよく考えてみれば、この「ワークシェア」。旧来・・・グローバリズムの理想の中でずいぶん古ぼけた印象にもなってしまった、「日本型経営」である。

要するに給料下げても雇用を守るってのは、この「日本型経営」つまり「社員は家族」的なモラールとして、ずいぶん昔からあったスタイルのように思えるのだ。

つまり、一時期、猛烈に批判されていた、日本の戦後を切り拓いてきた経営スタイルである。

グローバリズムという言葉に流されて、新しいスタイルが始まったように思えるかもしれないけれど、実態は昔に戻っている、と捉えることもできるだろうね。

話は変わるが、日本の大メーカーも、ちょっと前まで「過去最高益」を毎期毎期、叩き出していたはずなのに、急停止ですか。
過去最高益で稼いだお金・・・内部留保と言うんですかね?・・・は、どこいったんだろう?
posted by taney at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/26028224

この記事へのトラックバック