2010年10月07日

Japan As No.1

ノーベル化学賞、今年も受賞ですか、凄いなぁ。鈴木先生、根岸先生には、心からおめでとうといいたい(まぁ一面識もないが・・・とゆーか、昨日まで全く知らない人だったし)。

しかし、この10年ほどの間、ノーベル化学賞で日本人が受賞するケースが多くなっている。日本人としては純粋にうれしいのだが、ちょっと気になることもないではない。

今回の両先生の受賞も、今から30年ほど前の「クロスなんちゃら」「有機結合とかなんとか」(私は理数オンチです。あしからず)といった成果に対する授与である。

30年か・・・。

ノーベル賞を貰うには、ホントに時間がかかるんだな、という素直な感想も当然ある。

だがそれ以上に思うのは、30年前、まだ日本が元気だった頃の”遺産”が、ノーベル賞を与えているのではないか、ということ。

30年前というと、1970年代後半から80年代にかけて。日本は70年代前半のオイル・ショックやニクソン・ショックをかいくぐり、経済的に絶頂期を迎えようとしていた。

エズラ・ヴォーゲルが書いてベストセラーになった「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が1979年の出版だから、まさにそんな経済力の高まりの時代に、科学技術の分野でも大きな成果をもたらす研究開発が、相次いでなされたのだろう。

日本のノーベル賞受賞は、湯川博士や朝永博士のような理論物理学の分野から始まっている。しかし冒頭でも書いた通り、この10年ほどは化学分野での受賞が多い。

理論物理学が実用的でないと言うつもりはサラサラないが、やはり「実用性」という面を考えれば、一連のノーベル化学賞受賞の方に軍配が上がるだろう。30年前、「ナンバーワン」と称えられ、世界の最先端を走っていた日本の数多くのテクノロジー・・・自動車や電化製品やハイテク製品の開発のための開発、発明、発見が今、ノーベル賞受賞という結果となって表れているのだと思う。

さてさて、ひるがえって今から30年後、ノーベル賞受賞者に日本人の名前はあるか、ないか? まだまだ2010年の日本は死んでいなかったと言えるのか、言えないのか?

それは30年後まで生きる楽しみとしよう。30年後、私は81歳である。
posted by taney at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事